レジンのお話② グラデーション
今日店でお客さんに質問されたこと。
「粉と液体だと、どちらがレジンにグラデーションをつけやすいですか?」
結論から言えば、「どちらでもグラデーションをつけることができますよ(^-^)」なのだけど。
お客さんが手にしていたのは、パウダー透明顔料とペベオヴィトラーユ。
手軽に扱えるUVレジンを使うとしても、着色の際しっかり色を混ぜてあげて色ダマ、気泡を丁寧に取ってあげれば問題はないはず。
ただ、作りたい作品にどのようなグラデーションをかけようとするかで、実際に彩色をするときにある程度の工夫が必要となってくるとは思います。
頭の中でのイメージ作りがとても大事。
上の2つの作品はそれぞれピカエース(透明粉末顔料)、岩絵具(日本画用粉末顔料)を使っています。
色ダマが出来にくく透明度が高いのが特徴。
個人的には粉の顔料のほうが使いやすいかなぁ…
こちらはヴィトラーユ(石油系溶剤のガラス絵具)使用。
発色はとても綺麗だけど、しっかり混ぜないと色ムラができやすい。
絵具が表面に浮いてくるのか、ドロップネイルが綺麗にできるが、複数色のグラデーションを作るために色付けたレジンを同じ階層に入れたら分離するので、工夫が必要になる。
色々ネガティブな事を書いているけど、実際にヴィトラーユを使いこなしている職場の学生さんはとても綺麗な作品を作っています(・・ ;)
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